脳卒中>血栓をつくらないようにして脳梗塞を防ぐ
脳卒中のひとつである心原性脳塞栓症の最大の原因となるのは心房細動という不整脈です。
年齢が上がるにつれて心房細動はおおくなりますので血栓をつくらせない治療が必要になります。
心臓の鼓動のリズムが乱れると心臓の中で血栓が発生し、血流に乗って脳に達し脳梗塞を起こします。
健康な人でもタバコを吸い過ぎたとき、お酒やコーヒーを飲みすぎたとき、
疲労がたまったときに発作性の心房細動がおきることがあります。
またリスクが高まった際は、抗凝固薬による治療を行います。
抗凝固薬として用いられるのはワルファンカリウムという薬です。
この薬はプロピトロンビンなどの血液凝固因子が肝臓で生成されるのを抑制します。
出血しやすくなりますので、定期的な血液検査と服用量のチェックが必要になります。
ワルファンカリウムは他の薬や食品との相性に左右されやすい薬です。
納豆などのビタミンKが多くふくまれる食品を食べると、薬の効果が薄まります。
またうつ病の治療によく使われれるハーブ、セント・ジョーンズ・ワート
(西洋オトギリソウ)を含む食品も納豆と同じ作用を及ぼしますので、注意が必要です。
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