脳卒中>運動障害を克服するリハビリテーション

運動障害のリハビリテーションは専門家-作業療法士、理学療法士、看護婦がチームとなって行います。
脳卒中の症状自体の治療は脳神経外科が専門となりますが、一端病状が落ち着いた後、
後遺症や高次脳機能障害の治療に関してはリハビリテーション専門の科が担当になります。

科によって入院期間の最高日数などの制限や、転院の必要が出てくる場合もあります。
ですので予後、リハビリを要する場合は主治医によく相談してから方向を決めてください。
脳卒中の後遺症で一番多いのが片マヒです。ベッドで寝返りをうつのすら困難になることもあります。
訓練室ではまず歩行の訓練から始めます。指導は理学療法士があたります。
平行棒訓練や介助者に支えられての歩行、杖つき歩行、杖なし歩行と順に進んでいきます。
マヒの程度にもよりますが、8割の人が訓練で歩くことができるようになると報告されています。

腕や指の機能を回復させるために行われるリハビリは、作業療法士が担当します。
木工、ひも結び、物をつかむ、物をつかんで移動させるなどの作業を通じて手や指の機能を回復します。
またその段階が終わると家事訓練、ADL訓練、上肢機能訓練と社会復帰に向けての訓練を行います。

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